悪妻の日
いやぁ、こんな日のことを書く時が来るとは。本日、4月27日は「悪妻の日」です!僕の担当で妻のことを書いたのは「主婦休みの日」や「愛妻感謝の日」など、「ありがとう嫁さん」的な記念日ばかりですが、今日は「悪妻の日」ですよ。悪妻、鬼嫁!まぁ、他意はないですけどね。
さて、なぜ4月27日が「悪妻」なのかと言えば、紀元前399年4月27日に毒殺刑によって命を落としたソクラテス、その妻・クサンティッペが「悪妻」と知られることからということで。えっ、ソクラテスの日じゃなくて?夫が死んだ日を記念日に、さらに悪妻の烙印とは。なんと気の毒に。
悪妻エピソード
じゃあ、このクサンティッペさん、一体どんな悪い嫁だったのでしょうか。幾つかのエピソードを紹介してみましょう。
どうにもこうにもソクラテスのことが気に入らず、朝から晩まで愚痴ばかりを言う妻クサンティッペ。そんな奥様を見てソクラテスの友人が言ったとさ。
「よくあんな小言を言われて耐えられるもんだ」と。そこで、ソクラテスが一言「ああ、セミは幸せだね。何も言わない妻がいるからね」と。
「おー、ソクラテス。そんなひどい妻なら、何で別れないんだ」と友人が言うと、「彼女とうまくやっていけるなら、他の誰とでもやっていけるだろうからね」そして、さらに
「そうだ、君もぜひ結婚したらいいよ。良い妻を持てば幸せになれるし、悪い妻を持てば私のような哲学者になれるんだ」と。
ん?なんか、ソクラテスが嫌味な奴なのでは!?こんな感じで接していれば、そりゃ妻も怒るんではないかなと思われます。
そんなこんなで、クサンティッペはいつもソクラテスに憤慨しております。ある日、激しく怒ったクサンティッペ。ソクラテスは何食わぬ顔で知らんぷり、逆上した妻はとうとう彼に尿瓶の尿を頭から浴びせるのでした!な、なんと!しかし、ソクラテスは平然と一言「嵐の後には雨はつきものだ」と、尿ですけど。
悪いのは悪妻なのか?
まぁ、確かにひどい妻かもしれませんが、ソクラテスもなかなか腹の立つ夫だとも思われます。当時、古代ギリシアでは年齢の高めの男性が、若い女性を妻にもらうことが一般的。彼らの年の差も40歳近くあったものとされています。しかもこんな仲の悪そうな夫婦でも、ソクラテスが亡くなる時には子供が3人もいたそうですよ、一番下は乳飲み子だったとか。なんだよ、ちゃんと仲良しじゃん。
まぁ、古代のことなので、どこまで本当かはわかりませんけどね。こちらのページで「ソクラテスの妻クサンティッペは本当に悪妻なのか」との話がとても面白かったです。考察が良い感じです、ぜひ読んでみてください。
物は言いようで、クサンティッペさんが悪妻というよりは(とはいえ、それなりに気の強い女性だったのでしょうけどね)ソクラテスが偏屈な人だったのではないかとも思えるのですよ。はい、今、女性を味方にしました。
悪妻の日生まれの芸人さん
悪妻の日でどなたかの誕生日としてご紹介するのは、なんだか気が引けますが。お笑い芸人パンサーの尾形貴弘さん、先日ご結婚されましたよね。一般人の方(あいちゃん、らしいっす)と交際3年を経てのゴールインだとか。さすがに尿をかけられるのは勘弁ですけど、多少の小言は聞いておいたほうがいいかと思われますよ。はい、ちょっとだけ先輩としてのアドバイスでございます。
他にも今日はこんな日でしたよ。
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