3月24日はマネキン記念日


マネキン記念日

何?マネキンって、マネキン人形のことだと思ったんですが、それだけの意味じゃないんですって。知りませんでしたよ、僕。マネキンとは、モデル兼販売員って意味、フランス語の「mannequin(マヌカン)」=「モデル」の英語読みなんだって。世の中の女性の皆さんはきっと知ってたんでしょうけどね。失礼しました。

なぜに、3月24日はマネキン記念日?

で、3月24日がマネキン記念日なのは、1928年に東京の上野で開催された「大礼記念国産振興東京博覧会」で高島屋呉服店が「マネキン・ガール」を登場させたからなんですって。そう、マネキン・ガールとはモデル兼販売員というわけ。
本当はカッコよく「mannequin(マヌカン)」って言いたいところだったようですが「マヌカン(招ぬかん)」ではちょっと困るってことで、マネキンになりました。招き猫から閃いて「招金」で縁起がいいじゃないか!って話ですよ。なるほどー。

流行ったよなぁ、ハウスマヌカン

30年ほど前、日本でも「ハウスマヌカン」って職業がシャレオツって感じで、流行ってましたが今ではもう死語になってますよね。雑誌でも「人気のハウスマヌカン特集」もあったくらいで。今で言うカリスマ店員ってとこでしょうか。ただ、実はこの日本のハウスマヌカンって言葉、いわゆるブティックで自社の服を着て売るって職業でしたが、本場の意味としては違っていたようです。
本来のハウスマヌカンとは富裕層向けの会員制のブティックで、ファッションショーのように自社ブランドの服を着て颯爽と現れるモデルのこと。富裕層のお客様一人のためにそんなファッションショーが開かれて、気に入った服をどっさりと買っていくという販売スタイルなんですって。そのモデルのことを「ハウスマヌカン」と言ったそうですよ。日本のショップ店員とは随分とイメージが違いますね。

じゃあ「マネキン」は「マヌカン」で販売員として日本に伝わったのか?というと、そうではなくて、マネキン人形としての歴史の方が古いんですよ。
1925年(大正14年)にはすでに島津製作所でマネキンの製造販売を開始が始まっていたんです。あの島津製作所ですよ。こ、これも知らなかったですよ。当時はマネキンは蝋製だったそうですが、ファイバー製のものが開発されて国産のマネキンが普及していったそうです。

知ってる?映画「マネキン」

マネキンといえば、映画「マネキン」。ご存知ですか?
おー、もう30年も前の映画なのか。芸術家志望の主人公が最高のマネキンを作り、ひょんなことからそのマネキンがいるデパートに就職することに。で、マネキンが人間の女性の姿になって、彼と恋をして、デパートでドタバタがあり。みたいな映画、ざっくりと。
そうそう、主題歌はスターシップの「愛はとまらない」。映画は知らない若者もこの歌はきっと知っているはずですよ。映画も見たくなるかもね。日本では販売用のDVDは絶版になっていて、下にアマゾンのリンクを貼っていますが、なかなかのプレミア価格になっています。

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3月24日の誕生日は?

「僕の彼女はサイボーグ」でまるでマネキンのような無機質なサイボーグを演じた綾瀬はるかさんが誕生日。実際、デパートの警備員をマネキンのふりで騙すシーンもあるそうで。
他には無機質なマネキンとは対極にあるお笑い芸人たち、ネプチューンの原田泰造さんや、キャイ~ンの天野ひろゆきさん、クワバタオハラのくわばたりえさんも誕生日だそうです。みなさん、おめでとうです!
他にも今日はこんな日でした。

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