松の日
世界的にBONSAIとしても有名な日本の代表樹木である、松。日本の松の緑を守る会が1981年のこの日に開催されたことから、記念日に制定したそうです。松の感じって、公の木なんですね。あらためて日本の樹木なんだなと感じました。しみじみ。
マツの語源とは
「神を待つ」や「神をまつる」など、神様にまつわるものという考えがあったようで、正月に飾る門松はそこからきているようです。家の門に門松を飾って、神様をお出迎え、つまり「神を待つ」ってことらしい。へぇ。そんな松にはなんと「松保護士制度」というものがあります。
松保護士とは、全国に流行して松を枯らしているマツ材線虫病について幅広い知識を持ち、被害現場に適した防除対策を考え、実際に作業指導を行う専門家
です。つまり、松のエキスパート。え、特別扱い過ぎる。他の木がひがんじゃうよ。
歌舞伎の世界でも松
歌舞伎の舞台では、客席からむかって正面の壁面に老松を描くのがならわしです。それが、松羽目。そして松羽目物というのは、そこで演じられる舞踊のことで、能・狂言の曲目を原作にして上演するものらしい。その背景には、老いた松がどーんと描かれているもの。
お祝いごとにも松
松は年中青々としているので不老長寿の象徴とされ、冬でも青い竹、冬に花がさく梅と一緒に慶事に用いられています。松竹梅って、よく言いますね。でも私、よく順番がわからなくなるんですよ。外食に行くと、日本料理のお店ではよくコース名につけられていますからね、松竹梅。金額を比べればわかりますが、順番は松>竹>梅だそうです。理由はいろいろあるようですが、門松に加わった順というのもありました。平安時代の門松は、松のみ。室町時代になって竹が、そして江戸時代には華やかになるよう梅が加わったことから、松竹梅という順になったという説のようです。これはなんだかしっくりきますね。
この松竹梅、やっかりなのは梅>竹>松のお店もあること。どっちやねーん。結局は、単純な上下ではないってことなんでしょうか。見た目で華やかなのは梅ですから、そういう意味では梅
が彩り豊かな幕の内弁当っぽい感じで一番高価になることもあるんでしょうか。よくわかりませんね。。
松のある風景が世界遺産に
松のある風景といえば、三保の松原。「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」という世界遺産の構成要素のひとつになっています。そんな富士山が見える・・かどうかわかりませんが、静岡県出身の漫画家、さくらももこさんが今日は誕生日です。静岡には、さくらももこさんの代表作『ちびまる子ちゃん』のテーマパーク、ちびまる子ちゃんランドもあります。以前、友人たちと行って大人4人でおおはしゃぎしてきました。静岡の観光で松を見た後は、ちびまる子ちゃんの世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。
今日はほかにもこんな日です。
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