電気自動車の日
「源蔵さんのシルクハット」の名で親しまれ、米国から輸入された電気自動車を株式会社GSユアサが復刻させたのが2009年の今日ということで、同社が記念日に制定しています。ちなみに輸入したのは1917年、車の名前はデトロイト号。特徴的な形がシルクハットに似ていることから「源蔵さんのシルクハット」とも呼ばれたようですが、え、源蔵さん誰?ってなりますよね。
明治時代は電気自動車が主流
個人的な感覚では、ガソリン車が主流で昔からあるもの、電気自動車は環境に配慮した新しいものというイメージでした。が、電気自動車のほうが先に発明されたようで、
1873年、英国で電気自動車が誕生、
1884年、ガソリン自動車が完成、
という順番です。その後、日本でも電気事業が盛んになってきたことから、「電気自動車ほしくね?」となったんでしょうね。1917年に日本電池(現GSユアサ)がデトロイト号5台を輸入し、うち2台は社長の通勤用と自宅用だったそうです。で、源蔵さんが誰なのか、なんとなく予想がついてきたでしょうか。日本電池の初代社長が、島津源蔵さんです!
島津源蔵さんは「日本のエジソン」
1869年に日本電池を創業した島津源蔵さんが生まれました。お父さんは島津製作所の創業者・島津源蔵さん。え、名前同じ!大混乱!日本電池の初代社長は、幼い頃は梅治郎さんだったそうです。お父さんが病に倒れた1894年に家督を継いで、襲名されたようです。歌舞伎役者は今も襲名しますけど、この時代はそうだったのかな?現在の社名にあるGSは島津源蔵という名前からきているようで、ご自身が開発された製品にもともとつけていたようです。この元・梅治郎さん、すごい発明家で
・国内初のエックス線写真撮影成功
・鉛蓄電池の開発
・易反応性鉛粉製造法の発明
など様々な功績を残されています。1946年には社長職を退き、デトロイト号も引退。1951年に亡くなるまで、たくさんの特許を出願していたそうです。
デトロイト号のその後
元・梅治郎さんの引退後もデトロイト号は大切に保管されており、近年の電気自動車ブームをうけて復刻プロジェクトが立ち上がって、2009年にデトロイト号がよみがえりました。展示するのではなく、ちゃんと走るんですよ。当時を知る方がいらっしゃったかはわかりませんが、かつてのように走る姿はちょっと感動的ですね。復刻したデトロイト号は、広告塔として今後も活躍していくそうです。どこかで見かけることもあるかもしれませんね。
今日の誕生日は「いのちの詩人」
今日は相田みつをさんが誕生日です。中学校の時に相田みつをファンの先生がいて、教室にカレンダーがかかっていたので、その先生が担任だった1年間は毎日相田みつをさんの詩とともに過ごしました。デトロイト号の復刻、相田みつをさんなら何と紹介されるでしょうね。
今日はほかにもこんな日です。
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