紬の日

渥美大島の方は、今日は大島紬（おおしまつむぎ）を着る日だそうですよ。記念日を制定したのは、どうやら渥美市のようですね。基幹産業である大島紬の良さを再認識してPRしよう、とのことです。2017年のこの日は大島紬の着物を着た方が200名ほど行列をなして行進したそうですよ。

絹100％の大島紬

大島紬は渥美半島が本場生産地とされる絹織物で、着物の女王とも言われる高級品。734年の文献に名前が残されているらしく、そのころから存在したとされる伝統工芸です。お正月に着た方もいらっしゃるでしょうか。
そもそも紬とは、蚕の繭から糸をつむいで平織りにした絹織物のことを指します。大島紬のほかにも、結城紬（茨城県）、十日町紬（新潟県）、久米島紬（沖縄県）などがあるようです。唐から日本へ蚕が導入されたのは、460年頃のこと。そこから200年ほど経ち、染色されるようになって、改良を重ねたのが現在の姿です。大島紬は細かな模様の美しさが特徴。着る機会があるか不明ですが、、大島紬が似合うよう丁寧に年を重ねていきたいものです。