日本初の点字新聞「あけぼの」創刊記念日
あけぼのとは、夜明けのこと。新年にふさわしい記念日です。1906年の今日は視覚障害者も新聞を読めるようにと、日本で初めての点字新聞「あけぼの」が創刊されました。記念日に制定したのは、点字・録音図書などの出版をされている社会福祉法人・桜雲会です。「あけぼの」の想いは現在、毎日新聞の点字毎日に引き継がれ、1922年から今日も点字新聞を発行されています。
点字新聞の発案者も失明していた
「あけぼの」を創刊させたのは、左近允孝之進(さこんじょうこうのしん)さんという教育者の方でした。左近允さんご自身も成人後に失明しており、全盲だったとか。鍼灸などの修行をつづけながら、視覚障害者の教養の低さが気になったそうです。そこで視覚障害者のための学校をつくること、「視覚障害があっても情報を得られるように」と点字新聞をつくることを考えます。以下、時系列に出来事をまとめます。
1870:左近允さん誕生
1890年:日本点字の制定
1894~95年:日清戦争
左近允さん、従軍後に失明
1905年:神戸訓盲院(現・兵庫県立盲学校)を設立
1905年:点字活版器を開発
1906年:点字新聞「あけぼの」創刊
1909年:左近允さん死去(享年39歳)
新聞をつくろう!とは考えたものの、当時の日本では輸入した高価な点字印刷機が2台あるのみ。そこで点字活版器を自ら開発して、翌年に創刊となりました。年表に入れたように学校の設立もされており、精力的に活動されていましたが、残念ながら若くして左近允さんは亡くなられています。しかし、学校は今も存続し、点字新聞は毎日新聞が発行しており、左近允さんの想いは引き継がれています。
一年の計は元旦にあり。左近允さんのような大きなことではなくても、なにか始めてみてはいかがでしょう。
実況解説が人気の元ランナー
今日はマラソンランナーの増田明美さんが誕生日です。ご自身もランナーとして活躍され、現在はマラソン大会の実況解説者としても活動されています。以前、なにかの番組で増田さんの実況が取り上げられており、「○○選手は子供の頃、○○が得意だったそうで、そういうのも持久力のある走りにつながっているのかもしれません」など、選手の育った背景まで紹介されるそうですね。箱根駅伝など、新年はテレビでのんびりマラソン中継をご覧になる方もいらっしゃるのでは。増田さんの解説、ぜひ聞いてみてください。
それでは、今年もよろしくお願いいたします!
今日はほかにも、こんな日です。
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