ザリガニの日
1927年の今日、米国からザリガニが来日。100匹出国したザリガニは到着した頃には20匹に。希少だ。これは「キャーッアメリカザリガニさまーっ!」と黄色い声を浴びてもいいんじゃないか。生き延びた彼らは生命力が強かったのか、その後爆発的に子孫を増やします。
アメリカザリガニ来日の理由
そもそも彼らがやってきた理由。それは、ウシガエルの餌にするため!なんでウシガエルの餌に?それは、ウシガエルが食用だったからさ!一般家庭でそれほど食べられていたわけではないと思いますが、鎌倉食用蛙養殖場ではウシガエルを食用として育てておりアメリカザリガニを米国から連れてきたのです。
爆発的に子孫繁栄した彼ら
せっかく来日したのに餌だなんて、やってらんねーゼ!ってことで、鎌倉食用蛙養殖場からザリガニが一部脱走。そこから爆発的な繁殖力を見せつけ、1970年には九州でも確認されるほどに。日本の固有種であるニホンザリガニや水辺に生息する虫、水草などいろんな生態系に影響を及ぼしたとして、日本生態学会により「日本の侵略的外来種ワースト100」に選定されています。アメリカザリガニにとっちゃ、生きようとしただけなんですけどねぇ。
もとの生態系を脅かす外来種
ちなみにウシガエルも外来種で、どこかの養殖場から逃げ出したことから大繁殖してトノサマガエルなど日本の固有種を脅かす存在になりました。「日本の侵略的外来種ワースト100」には、アライグマも選ばれています。これだと、まるで日本の生き物ばかりが素晴らしいように聞こえそうですが、日本の固有種も海外へ行けば外来種となり、その地の生態系に影響を及ぼしています。今では生き物の輸送は厳しく見張られていますが、昔は密輸も多かったでしょうからね。。チョウセンイタチも外来種ワースト100に選ばれており、ニホンイタチが本州から追いやられたことで、今度はニホンイタチが北海道の島にうつってそこの固有種を脅かす外来種となり、いろんな地の生態系に影響が出ているようです。イタチごっこ。。
「日本の侵略的外来種ワースト100」だけでなく、世界ワースト100に選ばれている生物もいて、その中にはなんと猫も。確かに、人より猫の方が多いんじゃないかっていう地域もあったりして深刻なんですよね。でも彼らが何故たくさん野良化したのかというと、もとは飼い主がいたのに棄てられたからだったりもします。飼う方は責任をもって看取りましょう。
今日の誕生日は白衣の人
今日はフローレンス・ナイチンゲールが誕生日です。裕福な家庭に生まれ育ち、多様な言語教育を受けながらも病院看護に興味を持ち、看護師として従軍するなどその活躍は後世にも語り継がれていますよね。彼女のような方がいたら、アメリカザリガニやウシガエルも逃げ出さなかったんでしょうか。ちなみに、ナイチンゲールは満90歳でこの世を去っています。もともと健康でもあったんですねぇ。彼女の誕生日であることから、今日はナイチンゲールデーでもありますよ。
そのほか、今日はこんな日です。
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ヘテムル