6月30日はアインシュタイン記念日


 アインシュタイン記念日

1905年6月30日、アルベルト・アインシュタインが相対性理論に関する論文「運動物体の電気力学について」をドイツの物理雑誌に提出しました。それを記念して、本日6月30日は「アインシュタイン記念日」というわけであります。

神はサイコロを振らない

古典物理学の世界では「同じ条件で同じことをしたら結果は結果は同じになる」というのが常識です。例えば、大砲を的に向け発射した時に、速度や角度、空気抵抗も同じなら着弾点は必ず同じになるということですね。
しかし、20世紀になり科学的に同じ条件で実験を行っても、実験結果が同じにならないことが起こりました。で、時の科学者たちは「実験って確率で変わってくるんじゃない?」と言うようになるんです。つまり、「実験を始めたときには実験結果がまだ決まっておらず、結果を測定した瞬間に結果AになるかBになるかなどが確率的に決まる」と。ちょっと不思議な感じですよねぇ。
それに対抗したのがアインシュタインです。同じ条件と言ってもそれは間違っているんではないかと。今の人類でわかっていない物理的な条件(=隠れた変数)があるから、実験結果が変わったと。例えば、大砲であれば、発射するタイミングで見えない磁場によって軌道が変わってしまい、着弾点が変わってしまったのかもしれません。しかし、この時点では人類は「磁場」の存在を知らないとします。この例では「磁場」が「隠れた変数」になるのです。

アインシュタインが言った有名な言葉「神はサイコロを振らない」とは、「測定した瞬間に確率的に結果が決まる」とした科学者たちに「神様は結果をサイコロを振るように決めてるんじゃなくて、全て物理学的な条件で結果は決まっている」と批判した言葉なんですね。
しかし、厳密には未だにどちらが正しいのかは結果は出ていないそうです。むう、科学って難しいなぁ。

※上記はこちらのサイトを参考にして書きましたよ。大変わかりやすい解説でした。ありがとうございました。

6月30日の誕生日

本日、6月30日の誕生日は元プロボクサーのマイク・タイソンさん。ヘビー級としては180センチと小柄ですが、桁外れのパンチと的確なコンビネーションで数々の素晴らしい強さを見せつけてくれました。努力の天才とも言われています。彼にとっても結果がサイコロを振るように決まってしまったら嫌ですもんねぇ。努力で強さと勝利を勝ち取ってきたんですからね。
はい、本日は他にもこんな日でした。

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なかなか切ない話でした。ちょっと信じがたいけどねぇ。

神はサイコロを振らない (中公文庫)