月光仮面登場の日
♪どこの誰かは知らないけれど、誰もがみんな知っている。
この歌詞って、秀逸ですよね。ホント。
リアルでテレビは見てないけれど、月光仮面は知っています。
本日、2/24は何の日かと言えば「月光仮面登場の日」なのです。
1958年2月24日にラジオ東京(現在のTBS)で「月光仮面」の放送が始まりました。
♪月光仮面の始まりは〜
月光仮面のエピソード、何だか昔っぽくてハチャメチャでとても面白いです。
番組制作をしたのは、広告代理店の宣弘社。当時の社長の小林さんという方が、番組を作ろうって仕事を取ってきたのですが、1話あたりの予算は何と10万円(当時の公務員の初任給が13,000円程度らしいです)。
制作会社に頼むも、とてもじゃないけど作れないってことで、自ら制作会社を作ることに。原作は川内康範さんという方に依頼、二人で「スーパーマンみたいなの」を作ろうってことで、月光仮面が生まれました。
原作者の川内さんは日蓮宗ということもあり、「月光仮面」は「菩薩」をイメージしたキャラクター、はじめは日光菩薩から「日光仮面」に、でもやっぱり月光菩薩の方がいいかなと「月光仮面」になったそう。
川内さんが考えた「正義の味方」って言葉にもこんな意味が。正義の味方は「正義」そのものではなくて「正義」である神仏に対しての脇役的な位置付けなんだって。それは知らんかった!当たり前に使ってたよ、正義の味方。深いなぁ。
♪近所で撮影〜大ヒットー
さて、そんなこんなで始まった「月光仮面」ですが、何から何まで低予算っぷりのエピソードがあるんです。
2月24日に放送することが決まっていましたが、年明けの1月時点ではまだ役者どころか、監督も決まっていなかったらしく。慌てて若手の監督を抜擢、主役は大部屋俳優を抜擢するなど、とにかく予算を抑えまくりで始まるのです。
撮影スタジオも使えないので、メインは小林さんの自宅。応接間が主人公の探偵事務所、車庫が敵のアジトだったそう。そんなのアリか?
その他のシーンは、オールロケ。しかも近所で。小林さんの自宅からは東京タワーが見えたんですが、第1部で建設中だったタワーが、第4部で出来上がっていたんですって。なんか、微笑ましいなぁ。
野外を強調するためにバックで流した鳥のさえずりや、夜を強調するための犬の遠吠えは、毎回同じもの。しかも、別の番組から無断で借用されたものもあるという。何て、おおらかな時代。
♪無許可で販売 誰でしょう〜
そんなこんなで作った「月光仮面」、始まってみれば大反響の大ヒット。
冒頭の歌「月光仮面は誰でしょう」も10万枚以上の売り上げ。子供達に圧倒的な支持を受けて平均視聴率は40%で、最高視聴率は67.8%だと言うから、すごいもんです。
お面とかのグッズもじゃんじゃん売れたらしいんですが、販売した会社は無許諾で売ってて、しかし、売られちゃった宣弘社の小林社長も「番組の宣伝になるんだから、じゃんじゃんどーぞ!」と言う豪快な時代。今だったら大変なことになってますよ。
しかし、番組は1959年7月5日で打ち切りに。子供が月光仮面の真似をして、高いとこから飛び降りて怪我をしたり、死亡する事件もあったりしたそうで。人気がありすぎるのも悩ましいですね。
最終回の視聴率も40%越え。惜しまれつつ引退したって感じですね。
♪今日の誕生日は 誰でしょう〜
爆発的な人気といえば。
今日の誕生日はアップルコンピュータの創設者スティーブ・ジョブズさん。残念ながらもうお亡くなりになっていますが。一度は沈みかけたアップルを立て直し、iMacやiPod、そしてiPhoneなどを世界中に大ヒットをさせましたよね。
他にもキャスターの草野仁さんも誕生日。この方、今年で73歳だと言いますが脱ぐとすごいんです。ムキムキで。まさに正義の味方的。物腰柔らかいおじさまって感じで、雰囲気いいですよねー。
はい、他にも今日はこんな日でしたよー。
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