6月27日はちらし寿司の日


ちらし寿司の日

『一汁一菜でよいという提案』という土井善晴さんの本が主婦の間で?リツイートされていますが。ちらし寿司のはじまりも、一汁一菜の食事でも栄養をとるための工夫から。かつて岡山の藩主だった池田光政氏は「質素倹約」として「食事は一汁一菜にするように」という御触れを出したそうで、ご飯に具を混ぜ込む工夫から、岡山県を代表する料理「ばらずし」に発展したとか。そこで、ちらし寿司用品をつくる株式会社あじかんが、池田光政氏の命日である今日がちらし寿司の日と言われています。

黄門さまと並ぶ江戸初期の三大名君

池田光政氏は、水戸藩主・徳川光圀、会津藩主・保科正之と並ぶ三大名君とされており、教育の充実、そして質素倹約をモットーとした「備前風」と呼ばれる政策をとっていたようです。1670年には日本最古の庶民のための学校として閑谷学校を開校しました。幕府が推進していた朱子学ではなく陽明学・心学を藩の学問としていたなど、やや反幕府勢力とも思われてしまうような方針も。それでもこの藩は安泰だったようで、政治手腕が評価されていたのでは・・など諸説言われているようです。
そんなお方がとなえた質素倹約としての一汁一菜。まぁわかりますけど、魚や野菜のおかずがないと米が食べにくいし、、この時代は白米じゃなく、きっと雑穀米とか古代米とかのような感じでしょうからね。そこでご飯におかず混ぜちゃえばいいじゃなーい、という発想になったようです。ちなみに、岡山は水もきれいなので本来なら日本酒の産地としても栄えそうですが、この質素倹約によりお酒づくりは推進されなかったとか。お隣の広島県では酒都・西条もあって、土地の特性がいかされていますね。

今日は他にもこんな日です。

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一汁一菜でよいという提案