いいフグの日
今日も語呂合わせ、11月おなじみの11(いい)シリーズですよ。11(いい)29(ふぐ)で、本日11月29日は「いいふぐの日」です。海外では猛毒の魚ってことで食べないそうですからね。毒があるって分かっていても美味しいから食べちゃう、日本人ってすごいなぁ、って思いますよ、本当。
ふぐの王様・トラフグの美味しさと魅力を伝えたいと、社団法人全国海水養魚協会のトラフグ養殖部会が制定しましたよ。
ふぐの毒って?
トラフグはもちろん、多くのふぐの毒として知られているのは「テトロドトキシン」という成分。内臓や、皮膚や血液、筋肉の一部や全部にこの毒があるってんだから、よくまぁ、それを取り除いて食べようとしたもんだ。
しかも、毒性の強いと言われる卵巣。それを塩漬けにして、さらに糠に漬け込んだ「河豚の卵巣の糠漬け」ってのが石川県では食べられてるんだって。ちゃんと解毒されるらしいんですけど、なんで毒が抜けるのかについては、未だにわかっていないとか。えー、経験でなんとかしたんでしょうか?その美味しさに辿り着くまでに何人の人が倒れたんだか。。
で、ふぐは自身の毒をどこで作っているかといえば、餌などから取り込まれてるって外因説が有力だそう。ということは、生まれたてのふぐには毒はないってこと?そんなこんなで、最近では毒のないトラフグを養殖し始めているらしいですよ。もっと一般的になれば、安全で安いふぐが楽しめるかもしれないですね。
ここ数年、ふぐなど食べていないからなぁ。もっと庶民にも当たり前の食べ物になってくれると嬉しいですねぇ。
ふぐはどうして川の豚なのか
ふぐは漢字で書くと「河豚」。海にいるのになんで「河」なのさ。って思いますよね。これは、中国の淡水域にいる「メフグ」って品種から来てるそう。で、なぜ豚なのかといえば、この「メフグ」豚のような鳴き声をするからなんだって!嘘!魚って鳴くのか?鳴かないだろ〜?
そりゃ、特徴的だけどさぁ、もっとフグらしい漢字もあっただろうに。例えば「膨毒(ふぐ)」とかね。いや、こりゃ、食欲は起こらんわ。。
そう思うと、日本各地で呼ばれるふぐの別名は面白くて粋な感じがしますよね。例えば、
てっぽう(大阪)
どうしてって思ってましたが、「たま(弾・偶)に当たる」からだって。弾に当たって、偶に死ぬ。って、なんか自虐的というか、日本人らしいというか、関西人らしいよなぁ。
がんば(長崎県島原)
「がんば」って棺桶のことらしくて、棺桶を置いてでも食べなくては。って意味らしいですよ。そんな、死ぬか生きるかくらい美味しいのか、すごいな、ふぐ。
ナゴヤフグ(瀬戸内海地方)
名古屋のこと?って思ったらそうでした。でも、方言は瀬戸内海なんですね。「当たれば終わり(尾張)」で名古屋だとか。ホント、皆さん、死んでも食べたいんですねぇ。
いやぁ、美味しいふぐ、食べたくなってきましたよ。
中毒になるくらいの旅がしたかった!
11月29日の誕生日は、作家の沢木耕太郎さん。「深夜特急」は本当に面白かった小説。就職して読んだのですが、学生時代に読んでおくべきだったと痛感しましたよ。いっそ会社を一旦止めてバックパッカーに!と思ったけど、不衛生な外国で暮らしていける自信がなくて、想像だけで断念しました。あーあ。
本当に死ぬか生きるかの危険な目に遭いながらも、旅の面白さにハマっていくのって、ちょっとフグの毒のようなだと、無理やりこじつけてみました。はい。若い頃に中毒になるような世界旅行を楽しみたかったなぁ。
ほい、ほかには今日はこんな日でしたよ!
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