3月10日は名古屋コーチンの日


名古屋コーチンの日

コーチンって、どんな意味なんだろうと疑問に思っていましたが、鶏の品種の一つのことなんだって。中国産の大型の鶏がコーチンの祖先だとか。本日、3月10日は「名古屋コーチンの日」です。
名古屋コーチンが生まれたのは、1882年頃。今から135年も前なんですね。尾張藩士であった海部壮平と、名古屋市内で養鶏業を営んでいた弟の海部正秀兄弟が、岐阜地鶏と中国から入手したコーチンを交配して産まれたそうです。
その後、その素晴らしい肉質と産卵能力が評価され、日本家禽協会に日本初の実用鶏種として認定されたのが1905年3月10日だったということ。なので、今日が名古屋コーチンの日というわけ。
愛知県一般社団法人名古屋コーチン協会が制定しました。

名古屋コーチンの美味しさは

そんな名古屋コーチン、全国的にこの名前で知れ渡っていますが、実は正式名は「名古屋種」と言うのですよ。なんだそりゃ、確かにイマイチイメージが湧きませんよね。鶏かどうかもわかんないし。1919年にこの名前になったとのことですが、もう100年経っても定着しないんだから、もう「名古屋コーチン」でいいんじゃない。
この名古屋コーチン、特徴は何と言っても肉も卵も美味しい「卵肉兼用種」。赤みを帯びだ肉は弾力、歯ごたえがあり、コクのある旨味があります。通常のブロイラーは飼育期間が約50日なのに対して、名古屋コーチンは4〜5か月の間も適度な運動をしながらじっくりと育てるので、タンパク質が多く美味しいお肉になるんですね。そりゃそれなりの値段がするわけだ。
卵はやや小ぶりで、卵黄は濃くて舌触りは滑らか、こちらも濃厚でコクのある美味しさ。卵白は気泡性に優れているので、お菓子づくりにも相性はバッチリなんだって。
で、個人的に僕がオススメするのは、やっぱり親子丼。トロトロふわふわの卵と、歯ごたえのいい旨みたっぷりのお肉は名古屋コーチンを心ゆくまで味わえる料理だと思うのですよ。

名古屋コーチンのとりせつ

そんな名古屋コーチンの美味しさをもっともっと楽しむために、名古屋コーチン協会から「とりせつ」なる冊子が出ています。ネットでもpdfで読めますよ。
僕もざっと拝見しましたが「名古屋コーチンもりあげ隊」として愛知淑徳大学の学生たちが作成したツールらしい。名古屋コーチングルメマップとして、名古屋市内(一部違うけど)で美味しくいただけるお店を紹介していたり、名古屋コーチンの鶏肉が買えるお店の紹介、オリジナルレシピもありますよ。
こんなん見てると今夜は焼き鳥で一杯。ってなっちゃいそうですよ。あー、鶏肉ー。みなさんも、ぜひ名古屋にいらっしゃい。

いわゆる地鶏の名古屋コーチン。「地鶏」の定義って一体なんぞやって、ことで。これも「とりせつ」から情報を拝借してみなさんにご紹介。日本農林規格(特定JAS)で「地鶏肉」と表示できる規格は次のように定められています。

●在来種の遺伝子割合が50%以上であること
●ふ化日から80日以上飼育していること
●28日齢以降平飼いで飼育していること
●28日齢以降1㎡あたり10羽以下で飼育していること
なお、「在来種」とは明治時代までに日本に成立・定着した鶏のことを言います。

地鶏とは、日本の在来鶏を利用した特色のある鶏のこと、なんだそうです。一方、一般的な鶏肉はブロイラーと言われ、これらは短期間で急速に成長する目的で作られた品種。生まれてから成鶏になるまでに約一ヶ月半、そのために歩行不能なったり心臓疾患があったり、なかなか辛いこともあるそうで。まぁ、食べてるんですけどね。そうは言っても。でも、品種改良もちょっと考えちゃいますよねぇ。

3月10日はこんな日、誰の誕生日?

さて、こんな鶏尽くしの本日の情報。2009年の3月10日は、道頓堀川でカーネルサンダース像が発見された日。1985年に阪神のセリーグ優勝で投げ込まれてから、実に24年が経っていました。そんな長い間、よく見つからずにいたもんだ。で、24年ぶりによく見つかったもんだ。しかも、名古屋コーチンの日に。まぁ、ケンタッキーでは名古屋コーチン使ってないですけどね。
他にも今日はこんな日でしたよ。
今日の誕生日は、お笑いタレントの皆様がいっぱい。つぶやきシローさん、博多大吉さん、藤井隆さん、山田花子さん、8.6秒バズーカーのはまやねんさん。みなさん、今年も頑張って笑いを「とり」にいってください。あれ、ちょっとつまんかなったかも。

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