メンチカツの日
メンチカツorミンチカツ、あなたはどっち派?関西ではミンチカツと呼ばれることから「み(3月)しち(7日)」を合わせて今日はミンチカツの日に。受験シーズンにカツは縁起がいい!ってことで、食品メーカー株式会社味のちぬやが制定しました。
メンチカツの由来・東西あれこれ
何かと文化が違う関東と関西。メンチカツの呼び方も由来も違います。関東では、東京の洋食店が明治時代に「ミンスミートカツレツ」。やけにオシャンティな名前だな…と思って意味を調べました。mince(細かく切り刻む)meat(肉)cutlet(フランス語のcotelette(コート レット)が語源)をくっつけた和製英語らしい。関西では、神戸の精肉店が東京のメンチボール(ミートボール)をヒントに「ミンチカツ」を考案・命名したとされているようです。
「ミンチカツ」と「メンチ切る」
関西はメンチボール由来なのに、なぜ「ミンチカツ」なのか。詳細は不明ですが、関西では睨みつけることを「メンチ切る」って言うから何となくやめた説があるらしい。それは確かに控えたい。メンチカツ=メンチ切って勝つ=喧嘩上等!みたいに聞こえなくもない。そうなっていたら今頃、メンチ切ってるツッパリの象徴的フードになっていたんでしょうか。睨みを効かせながら、手にはミンチカツ。「あちち!」となって、それはそれで平和ですね。ちなみに「メンチ切り」という言葉は80年代のツッパリブーム時に流行った俗語で、最近はそれほど使われないのかな。
カツが食べたくなる小説
ワタクシ、カツと聞く度、吉本ばななさんの小説『キッチン』を思い出しては食べたくなるのです。メンチカツじゃなくカツ丼なんですけど。
「カツ丼の出前にきたの」私は言った。「わかる?ひとりで食べたらずるいくらい、おいしいカツ丼だったの。」
そしてリュックの中からカツ丼のパックを取り出した。
主人公は料理研究家のアシスタントで、食にはうるさい方です。が、落ち込んで元気がないある日の夜中、ものすごく美味しいカツ丼に出会って、思わずお持ち帰りして、同じく落ち込んでいる大切な人に出前。このカツ丼がそりゃーもう美味しそうで、
カツの肉の質といい、だしの味といい、玉子と玉ねぎの煮えぐあいといい、かためにたいたごはんの米といい、非のうちどころがない。
らしいんです。ああ、書いてるそばから何だかカツ丼のダシの香りが。今日お弁当作るんじゃなかったーうあー!
今日のバースデー
今日は漫画家の矢沢あいさんが誕生日。代表作『天使なんかじゃない』に登場する主人公の恋人アキラは、メンチ切ってそうなツッパリだったな。皆さん、メンチカツやカツ丼でも食べて、心穏やかに過ごしましょ。
今日はほかにもこんな日です。
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