焼き鳥の日
焼き鳥ってじつは高級料理だったそうです。個人的には「ザ・居酒屋メニュー」、下町の味というイメージでしたが、もとは違ったみたいです。今日は「や(8)きと(10)り」の語呂から、焼き鳥文化を世間に広めたとされる根本忠雄さんが立ち上げた株式会社鮒忠が記念日に制定されています。鮒忠とは別で、全国やきとり連絡協議会(以下、全や連)がやきとりのPRをされています。
鶏はいつから日本にいるのか
SNSで焼き鳥の写真アップしたら、米国在住の友人が「食べたい!」と反応していました。BBQチキンと焼き鳥は、味やボリューム感がおそらく違いますからね。そもそも鶏って日本にもともといたんでしょうか。
前述の全や連によると、紀元前3,000~2,000年くらいに朝鮮半島から「家畜用として渡来した動物」だったと考えられているそうです。雄同士のなわばり争いという特性を利用した「闘鶏」という娯楽も流行したとかしないとか。また、鶏は夜明けとともに鳴くことから、時計がわりに用いられたという話も書かれていました。古墳時代のものとされる鶏形埴輪も出土しているらしく、鶏が「夜明けを告げるもの」として闇を払う力があると思われていたらしい。そうえいば、神社にもそういった理由で神聖な生きものとして祀られている(放し飼い)と聞いたことがありました。闘わされたり、あがめられたり、鶏にとっては「なんのこっちゃ?」でしょうね。
食肉禁止だけど野生の雉はよし?
焼き鳥はいつから始まった文化なのか。676年には天武天皇により「牛、馬、犬、猿、鶏の宍(しし=肉)を食うこと莫(な)かれ」という食肉禁止令が出され、鶏を食べることは禁止されていました。鶏はNGですが、野生の鳥ならよしとなっていたらしく。野生の雉が主流だったとか。桃太郎でも雉が出てくるので不思議に思っていましたが、きっとかつては雉が身近な野鳥だったんですね。
江戸時代には串焼きが登場
江戸時代には串焼きの状態の焼き鳥が文献にも登場しているようですが、鶏を食べる習慣自体は海外からもたらされたとことです。そこから徐々に普及していった様子です。しばらくは高級食材だったようですが、昭和30年代から普及した食用ブロイラーによって低廉化し、その流れにのっかって鮒忠も焼き鳥を広めたという感じでしょうか。ふむ、今日はなんだか真面目な紹介記事になりました。
焼き鳥よりラーメンの似合う人が誕生日
今日は俳優の角野卓造さんが誕生日です。個人的には幸楽の店主役イメージが強いのですが、焼き鳥もお好きでしょうか。せっかくのお誕生日なので、お仕事で帰宅が遅い場合でも焼き鳥にビールで乾杯くらいはできるといいですね。
今日はほかにもこんな日です。
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