天地の日
空が動くんじゃなくて、
地球が動いてるから空が動いて見えるんだよ。
という地動説を唱えたコペルニクス。
彼の誕生日である今日は、その功績を讃えて天地の日とされています。
ただし、地動説はコペルニクスが最初に唱えたわけではなく、
そもそも紀元前から地動説の考えは存在しており
彼によって世界がそれに再び注目しました。
詳細はともかく、結果として天動説より地動説が正しかったわけで、
地動説に光をあてたコペルニクスが評価されているみたいですね。
コペルニクスはこんな時代に生きた人
彼は1473年~1543年に生きたポーランド人です。
当時はローマ教皇の力が強く、
キリスト教は天動説の支持者が多くて地動説は少数派。
都合の悪い本は禁書になったり異端者は魔女狩りされたりする時代に、
地動説を唱えて本まで出したコペルニクス。ご無事で何よりです。
コペルニクスは天文学者・経済学者・医者と司教の肩書きを持ち、
周囲に普段から地動説の考えを話していたとか。
そのこともあってなのか、ローマ教皇庁や教会から特にお咎めなし、
『天体の回転について』という著書も出しています。
天動説を信じる人には、不動なはずの大地(地球)が動いてるなんて
それこそ天地をひっくり返され、足元がぐらつく気分だったでしょうね。
後世のガリレオによる、とばっちり
でもコペルニクスの没後、何年も経った時代に
同じく地動説を唱えたガリレオはなぜか炎上。ど、どんまい。
1616年、彼の裁判開始直前にコペルニクスの著書は
一時的ですが閲覧禁止の措置がとられたとか。完全にとばっちり。
禁止の理由はこう。聖書には「まず神が天地を創造された」と書いてあるのに、
太陽が中心で地球が動いてるとかニュアンス食い違っちゃうんじゃない?
我々の神様を否定してもらっちゃまずいよキミ~、という解釈のようです。
コペルニクスは、そんなこと言われなかったのに。
なぜでしょう、ガリレオ氏。他の発見等は評価されてるんですが。
ま、彼もある意味、地動説を有名にはしています。
2010年に登場したコペルニクス
さて、ガリレオ氏の炎上から400年近く経った2010年の今日。
コペルニクスの名前が由来となった
新しい元素名が発表されました。その名も、コペルニシウム。
超アクチノイド元素のひとつ、原子番号112の元素名で、
なんでもコペルニクス考案の太陽系モデルが、原子モデルに通じるとかなんとか・・
とにかく関係してるってことで、
この元素を2009年に発見したドイツの重イオン研究所が命名。
コペルニクスの誕生日にあわせて
2010の今日IUPAC(国際純正・応用化学連合)が正式に発表しました。
今日の誕生日はこんな人
コペルニクスのほかに、今日の誕生日は
ドリー・ファンクJrというプロセスラーもいます。
日本での呼び名は「グレート・テキサン」、
父と弟も有名なプロレスラーだったようですね。
漫画版『タイガーマスク』にも最強レスラーとして登場し、
タイガーマスクの最後の対戦相手だったらしいです。
ちなみに1955年のこの日は日本初のプロレス国際試合の日で、
今日はプロレスの日でもありますよ。
今日はほかにもこんな日です。
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