1月17日は今月今夜の月の日


今月今夜の月の日

今日は失恋に関係のある日ですよ。尾崎紅葉の『金色夜叉』という話で、主人公・貫一のセリフを引用して「今月今夜の月」の日とされています。この日に曇ることを「貫一曇り」、熱海ではこの日「尾崎紅葉祭り」が行われるそうです。

今月今夜の由来

尾崎紅葉の『金色夜叉』は全6編ある小説です。ただし、執筆中に作者が亡くなったため、未完の作品だとか。主人公の貫一は高等中学校の学生であり、お宮という許嫁がいました。しかし結婚間近になり、お宮は富豪のもとへ嫁ぎます。う、裏切り…!激怒した貫一は、お宮を熱海の海辺で問い詰めました。そりゃそうだ!そのセリフは、以下に引用します。

「吁(ああ)、宮(みい)さんかうして二人が一処に居るのも今夜ぎりだ。お前が僕の介抱をしてくれるのも今夜ぎり、僕がお前に物を言ふのも今夜ぎりだよ。一月の十七日、宮さん、善く覚えてお置き。来年の今月今夜は、貫一は何処(どこ)でこの月を見るのだか! 再来年(さらいねん)の今月今夜……十年後(のち)の今月今夜……一生を通して僕は今月今夜を忘れん、忘れるものか、死んでも僕は忘れんよ! 可いか、宮さん、一月の十七日だ。来年の今月今夜になつたならば、僕の涙で必ず月は曇らして見せるから、月が……月が……月が……曇つたらば、宮さん、貫一は何処かでお前を恨んで、今夜のやうに泣いてゐると思つてくれ」 Wikipediaより

今月今夜、月、というキーワードが出ていますね。要約すると、「来年1月17日の月が雲っていたら、どこかで貫一が泣いて曇ったのだと思ってほしい」というものです。辛い…。全6編の最初の本にこのシーンがあるようなので、その先、どのような運命を辿っていくのか、1月17日の月について言及されているのか気になります。

マイクを置くシーンが有名?伝説の歌姫

今日は、元歌手の三浦百恵(山口百恵)さんが誕生日です。リアルタイムで見る機会はありませんでしたが、芸能界引退のラストステージでマイクを床に置いた映像は見たことがあります。なので、AKBを卒業したまゆゆが紅白歌合戦でマイクを置いた時も、思わず百恵ちゃんを回想しました。幸せに暮らしていらっしゃることを願います。モモクロのメンバーも卒業の電撃発表がありましたね。「普通の女の子」として幸せに生きて欲しいです。
今日はほかにもこんな日です。

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レゴ

金色夜叉 (新潮文庫)


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